おはようございます。
2018年3月の心構えや振る舞い方に関する配信記事です。
全ては思うところから始まる、とは筆者の恩師が述べた言葉だったと思います。
大学への入学でも、職探しでも、それよりももっと大きな世の中を変えたいといった漠然とした願いも、全てはより強く思うところから始まるというわけです。
その何とかしたいという思いを、かのソフトバンク創業者の孫正義社長が、「志」という言葉で熱く語ってくれました。
何かを成し遂げたいと希求する強烈な熱意、それが「志」いうわけです。
そして、その熱意は周囲に伝わり、その熱にみんなが参画して、思いを乗っけていくことになります。
そして、節目節目でそういった志をつないでいってくれる仲間や支援者やメンターや協力者がそこここに現れてくるものだ、というようなことを語っています。
世の中を変えるだけの人の条件は、志を持つこと、そして志は、全て思うところから始まるとなります。
もう少し具体的に話を進めます。
例えば、事業遂行能力や事理認識能力といった、いわゆる人の「能力」については、かなり客観的に測れるようになっていて、その多寡や度合いもわかるのですが、実はそれだけで世の中を変えるだけの原動力を持つ人になると問われたら、ほとんどの人たちが感覚的に違うと答えます。
経験的にも直感的にも、「能力」だけでは決定的に何かが足りないのです。
そして、このテクノロジー全盛の時代は、実は才能や能力すら、世界中にアクセスして借りてくることができるわけで(アウトソースできるともいう)、問題は、能力それ自体ではないという論拠をさらに強くしているように思います。
となれば、なぜ生きるのか、自分の人生において何を為したいのか、といったところを具体的に、期限を切って語れる熱い目標がある人が浮かび上がってきます。
そうした振る舞いができる人が、志がある人として人に認知され、そしてリーダーとなって行くのではないでしょうか。
そして、志という言葉には、目標に向かってハードワークする、必死に頑張るという過程が必ず対となってきます。
この、ハードな目標に向かう過程というか心構えがなければ、「志」は「願望」に格下げされます。
そうなったらいいな、では残念ながらその実現は遠いでしょう。
実現する前に寿命が尽きてしまうかもしれません。
というわけで、世の中を変える可能性のある人の資質を重要なものからまとめると、
・志
・努力する過程
・能力
というところだと思いますが、最後に、正しい方法論というのを付け加えておきたいと思います。
これだけの情報化社会にあっても、人間なかなか必要なところにリソースを割かないで、別の他に任せていいところにばかりこだわってしまったり、また逆に方法としては全く正しくない方法で突き進んで行ってしまうという失敗があとをたちません。
この方法論、こそ学習によって修正できるところではないかと思っています。
最後にまとめますと、世の中を変える人に必要な要素は、
・志、継続力(努力する姿勢、心構え)、能力、そして正しい学習による方法論の確立
というところになりそうです。
異論反論、論評お待ちしています。
いい記事を書けたみたいなので、まずは酒でも飲みたいと強く願う筆者からは以上です。
(平成30年3月21日 水曜日)