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「宇宙戦隊キュウレンジャー」番組紹介ページより |
おはようございます。
2016年12月の記事です。
時代は1970年代、テレビでいわゆる戦隊シリーズのはしり、「ゴレンジャー」をほぼリアルに見ていた世代の筆者です。
さて、ゴレンジャーに始まる5人組戦隊シリーズは、実に今年2016年のジュウオウジャーで40作目を迎えております。
赤の男のリーダー、青の冷静沈着なサブリーダー、カレーが好きな力持ちの黄色、紅一点のピンク(桃色)、そして風来坊の緑(グリーン)といった基本構成でチームを組む5人組が、世界の平和を守るために巨大な悪の組織と戦うという図式です。
シリーズの中で、いろいろと変化を持たせるために、まず女性ヒーロー(ヒロイン)をモモレンジャー1名から、黄色も女性にしてみたり、黄色を配して代わりに白を持ってきて女性キャラクターにしたりと、3対2にすることがトレンドになりました。
さらに、物語の途中でのテコ入れ、アクセントのために、新しく登場する紫や銀色や金色のジョーカー的助っ人の加入といった要素も楽しみだったのです。
そして、ついに青のサブリーダー格が女性が演じることとなり、ついに赤(レッド)のリーダーが女性になるのも近いかと筆者は期待していたのです。
この点、スターウォーズシリーズが、エピソード7に至って女性を主人公にしたというところからも、日本の怪獣実写モノも、そこに習うのかと思っていたのです。
そこにきて、2017年2月から放映される戦隊シリーズは、5人組という不文律を壊すまさかの9人組でのリリースとなりました。
名付けて「キュウレンジャー」。
7人にするのではなく、一気に9人にしてしまうところに、旧弊をぶち破ろうとする制作側の意図を感じます。
こうなると、まさに昭和のアニメ、漫画「聖闘士星矢」のゴールドクロスに近い出で立ちになってきますし、並んだ姿を見るとなんだか12色の色鉛筆を彷彿とさせます。
筆者としては、7人隊でレインボージャーとでも名付けた方がキャラクターグッズ展開もしやすかったのではないかと思いますが、素人意見なので取り上げられることはないと思います。
とにかく、前例踏襲ではいけないという製作陣の攻めた結果であることは間違いなさそうです。
いろいろと書きましたが、実は戦隊シリーズでも仮面ライダーでもなく、プリキュア派の筆者からは以上です。
(平成28年12月28日 水曜日)