おはようございます。
2019年9月の大学受験に関する配信記事です。
ついに、大学受験に関する受験参考書も、サブスクリプション(定額制)サービスでスマホ電子書籍の形で配信される時代になりました。
教育系ベンチャー企業の「スタディプラス」という会社がありまして、これは以前筆者も紹介したことがあるリクルート社が提供する「スタディサプリ」とは別の教育系会社なのですが、このスタディプラスが、学生・社会人の資格試験や受験勉強のサポートをする中で、ついに、今の学生や社会人が最も一日中手に取っているであろう「スマホ」市場に殴り込みをかけた、そのような話となっております。
スラディプラスが銘打つサービス「ポルト」では、月額980円という破格の値段で、アプリで読める参考書30冊を提供します。
旺文社や山川出版社といった、主要な(大学受験)教育系出版社である11社から、版権を取得し、電子書籍版として30冊をまずリリースします。
月額980円(税別)で使い放題です。
使える参考書は、厳選を進め、随時追加して一年以内に100冊に増やすということです。
これは、高校や中学の「授業」を破壊的に変える可能性を秘めています。
もはや、「全日制」学校でもWifi網を整備し、スマホという素晴らしい機材に恵まれながら動画やゲーム、LINEのスタンプのやり取りばかりをやっている学生たちに、しっかりと、「学習」の身になるものを提供し、かつ監視アプリで授業中に何を見ているのかトレースするようにすれば、生徒も学校側にとっても、大きな教育的成果が期待できるのではないかと考えております。
この、電子書籍で提供する大学受験参考書ですが、スマホで勉強するのに最適化されたデザインになっているということですし、さらに、間違った問題や弱点を洗い上げるためのチェック機能も実装されるそうです。
さらに、英単語や英文には「読み上げ」機能もあるということで、これはもう、電子頭脳の「教師」が各個人の生徒別にスマホを通じてつく、ということに等しく、全日制高校のカリキュラムも、一斉スクール形式の授業を極力減らし、生徒の自主性や得意不得意分野に合わせたものに変えていく(=教師は質問対応と個々人の学習スケジュール管理に徹する)必要があると思います。
具体的な「ポルト」サービスのローンチは、2019年9月17日(火)ということですので、筆者も早速スマホに入れて登録してみようと思います。
たとえば、筆者が好きな山川出版社の世界史の教科書(世界中の歴史を非常に簡潔にコンパクトにまとめてくれているものすごい「歴史書」)など、実際に手に入れようとすれば、アマゾン経由で数千円を支払う必要がありましたが、これだと、月額980円であらゆる学習参考書がスマホ最適化されたデザインでいつでも見れることになります。
時代の急速な進化に驚くことばかりです。
とりあえず、全国の中高生のみなさんには、スマホというこの時代に恵まれた神機は、動画やゲームやLINEスタンプだけのものではないことを知っていただき、この恵まれた環境化での学習(自学)に大いに励んでいただき、世界に通用する人材になってもらいたいと切に願っています。
今日は久しぶりに期待の高まる記事でした。
こちらからは以上です。
(2019年9月15日 日曜日)
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