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あさりの炊き込みご飯 |
おはようございます。
2016年5月の潮干狩りに関する配信記事です。
ゴールデンウィーク、恒例の潮干狩り(しおひがり)に行ってきました。
入場料無料、あさり取り放題、腰痛日焼けつきの炎天下物好きアクティビティです。
福岡市では市の西域、室見川の河口がスポットとなっております。
ちょうど、今年はゴールデンウィークの中日の5月5日の14時ごろが「大潮」の「干潮」でありましたので、自転車で自宅から20分強のその戦場へスコップやざるを持って繰り出しました。
ものすごい人だかりです。
絶対に店で買った方が身振りも一定で質の良いあさりがとれるはずなのですが、なぜかみな一心不乱に砂と格闘しています。
壮大な光景です。
人の営みの不思議を感じずにはおられません。
海砂との格闘のため、スマホやカメラも持っておりません。
文章でその感じを味わっていただければと思います。
最初、河口そばのおりたところで土をほじくり始めましたが、去年まではとれていたその辺はすでに先立つ人間の群れによって取り尽くされた感がありました。
まったくあさりがいないことに焦り始めた矢先、潮が引き切り、川の向こう岸のさらに海側への道が開けました。
戻ってこないといけないのはわかっていますが、そこで思い切って渡河し、さらに海側の、もっと人がうじゃうじゃいる中に進入しました。
そうすると、水面下約10センチメートル程度の風紋ならぬ砂紋の上に、小さい生きたあさりがそこここに転がっているではないですか!
いよいよあさりゾーンに入ってきた感じです。
あさりに目が慣れてきます。
全身あさりモードになるのももうすぐです。
もちろん、砂の上に出てきたあさりは身振りも小さい、子供の貝ですので、その砂紋の下約10センチあたりをそっと探りながらもっと大きいあさりを探り当てます。
潮干狩りキットといった洒落たものは持っていないので、自らのゴム軍手付きの両手の感覚だけが頼りです。
はいつくばって膝まで濡らして格闘すること数十分、戻る川の水かさが増す前まで粘り、かなりの釣果を上げました。
このまま家に戻り、泥で臭くなった服を洗い、あさりは500mlの水に15グラム強の塩をまぶして海水と同じ濃度にして、砂を吐かせます。
その後、みそ汁やバター焼きとして食卓に供されることになりましょう。
翌日腰痛でまともに動けなくなった筆者からは以上です。
(平成28年5月6日 金曜日)