[おすすめのガジェットシリーズ]書画カメラがプレゼンや研修に便利
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| 書画カメラ(Amazonページより) |
おはようございます。
2016年2月の配信記事です。
昭和40年代生まれのジュニアベビーブーマー世代の筆者が小学生の時代、授業において黒板以外でよく使われていたのにOHP(Overhead projector)というやつがありました。
下から光が出て、特殊な透明フィルムに描かれた図形や表を、プリズムで屈折させて白いスクリーンに影を映し出すというものです。
たったこれだけでも凄いイノベーションだったのですが、透明フィルムに油性ペンで書いた図でないと、光が通らずスクリーンに表示できず、色を出すには色つきセロファンを張り付けなければならないといった面倒な点がありました。
さて、パワーポイントやPDFにしたプレゼン資料を、PCのハードディスクやインターネットストレージに格納して、クリックしながらプロジェクタでスクリーンに映し出して説明するようになってからずいぶん経ちましたが、最近知った「書画カメラ」のアナログ感とデジタルの絶妙なコラボレーションに驚き感動し早速買い求めましたのでここにレポートしたいと思います。
書画カメラは、先に述べたOHPの進化版です。つまり、高性能のカメラで撮影した素画データを、そのまま機械内に取り込み、そしてプロジェクタに投影するのです。
カメラに写すものは、別に何でも良いです。
「ハンドアウト用にすり出したプレゼン資料」でも、手書きの図や文字でもデザインでも何でも構いません。写真だってそのまま映し出せます。書画カメラでアナログに直接対象物を「見て」いるのですから当然です。
資料への直接の書き込みも自由自在です。ボールペンで指し示せばリアルなポインタにもなります。
この書画カメラ、打ち合わせや会議で、人数分資料をすり出す必要を排除してくれます。そして、電子データでなくても、例えば貰ってきたパンフレットや写真なども、実物をそのままスクリーンに映し出せます。
会議で決まったことを白紙にメモ書きして、映し出せば黒板代わりにもなります。
いちいちハンドアウトを配る準備と手間を考えると、物凄い会議業務改善イノベーションです。
デジタル機器の扱いは不得手ですが、これで会議運営を人の手に取り戻せるのではないかと期待できます。
ただ、かつて財団法人・日本習字教育財団生徒部八段(生徒部最高位)を取った割には字の下手な点が痛い筆者からは以上です。
(平成28年2月26日 金曜日)


