日本の銀行の振込手数料無料サービスに変容がありますという話です
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丸の内の銀行街 |
おはようございます。
2015年12月の記事です。
最近最も利便性の高い銀行口座だと個人的に思っております住信SBIネット銀行の優遇サービスが、2016年から変更になるとのことで早速チェックしてみました。
最も影響が出そうなところでは、この銀行口座から他行口座へ振込を行う際に、手数料が無料となる回数です。
これまでは、同社から他行への振込手数料の無料回数は一律月3回までと定められていました。
これが、新たに顧客ごとに同銀行を利用している頻度や程度に応じて格付けされる「スマートプログラム」のランクに応じて、2016年2月1日以降は、ATM出金利用手数料無料回数は月2~15回(すべての提携ATMの合計利用回数)、同行から他行への振込手数料無料回数は月1~15回ということになります。
最も手っ取り早い方法としては、適用月の前々月末日時点での円預金残高が300万円以上であれば、このスマートプログラム上、上から2番目のステージ3ということになり、提携ATM出金についても、他行振込についても、それぞれ月7回までは無料になります。
もし、月に平均5回程度の振込を何かしら行っているのであれば、一回の振込手数料を154円とすれば月770円、年間で9,240円の手数料の節約になります。
300万円を預金に寝かせてのサービスなので、年利で0.3%を超える利回りとなり、これは現在の大口定期預金を大きく上回るものだと言えます。
このように、金融業は、お金というものが商品ということになりますので、もし当面使わない預金があるのであれば、こうした運用の方法もありだと思います。
元(あまりできない)銀行員で、元手もそんなに持たない筆者からは以上です。
(平成27年12月30日 水曜日)