(2015/03/26)「女は共感」「男は解決」がコミュニケーションの目的と言われる理由
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| りんご狩り |
おはようございます。
2015年3月の男女の性格の違いに関する配信記事です。
現世に生きる人類である我々の「種」が約20万年前アフリカ南部で誕生(発生)したことは、 様々な証拠からほぼ確実となっています。
そして、3万年前くらいまでに、ヒト属としては現生人類であるホモ・サピエンス・サピエンスと、ヨーロッパに広く居住していたネアンデルタール人と一般に言われるホモ・ネアンデルターレンシスの2種を残すのみとなりました。
この2種が直接争ったかはどうかはまだわかっていないのですが、気候の温暖化によりホモ・サピエンス・サピエンスがアフリカ大陸を出て(出アフリカ)世界中に広がっていった一方、ネアンデルタール人は少なくなり、そして歴史から姿を消してしまいます。
そして今日、我々だけが残ったわけです。
そして人間は世界中の陸地に広まった(南極大陸を除く)
なお、ホモ・サピエンス・サピエンスは現在70億の個体数を誇り、外見などの形質も地域ごとに特化した結果、人種(コーカソイド・モンゴロイド・ネグロイド等)といわれるグループに分類されることもあります。
しかしながら全ての人種同士で完全な交配が可能ですので、全てホモ・サピエンス・サピエンスという同一種となっております。
ここは強調しておきたいところです。
さて、そんな我々人類ですが、別のカテゴリとして男と女で分類されます。
そして、20万年前から農作を始めるおよそ1万年前まで、男の方は外で狩猟、女の方は集落での子育て含む共同作業に従事していたこともほぼ確実となっています。
そうすると、男女にその行動に特化した「意識差」が生じてくるのはもっともなことであります。
すなわち、男のコミュニケーションや会話は、「目的」や「解決」に特化し、女のコミュニケーションや会話は、「共感」に特化していくことになったのです。
集落での共同作業を円滑に行うにあたり、その集団からの孤立は即ち死を意味した結果、女の会話には会話そのものの共感が最重要視され、特に「解決」する必要はなくなっていったのです。
一方、男は狩りをするにあたり、獲物を仕留めるという「目的」に沿った「解決手段」を示しあうコミュニケーションに特化します。
ですので、悩みの相談1つにおいても、男はすぐに解決法を考えようとします。
解決しなければ死に繋がる狩りの現場で鍛えられた経験脳が、現代においてもそのように仕向けるのです。
生物学的「種」として全く同じでありながらこれだけの意識差を植えつけたとは、バベルの塔の例を持ち出す間でもなく、造物主というのは面白いことをされるものだと思います。
などと書いて女子の考えを「解決」した気になってだいたい失敗している筆者からは以上です。
(平成27年3月26日 木曜日 最終更新:平成28年3月26日 土曜日)


