ネットフリックス大暴落は必然だったか

流行り物は、凋落するのも早い
ネットフリックスの株価が大暴落しています。
やっぱりというか、ネットフリックスが決算発表(2022年4月19日)に際して会員数の大幅減を明らかにした結果、同社の株価は翌20日に35%という大暴落を記録しました。
もう、旬は過ぎたということです。
流行り物は、凋落するのも早いのです。
その点、長い時間をかけて市場に浸透したものは、凋落するのも同じペースでゆっくりです。
あれだけ健康志向なのに、相変わらずコカ・コーラは飲まれているし、マクドナルドのハンバーガーもポテトも売れまくっています。
黒電話だって現役です。
逆に、一気に流行ったクラブハウスなんて、雲散霧消するのもあっという間でした。
猛きもの、すみやかに滅びるのは平家の時代から変わっていません。
勝った源氏も、北条氏に組み敷かれて、実質3代で終焉。
このような出来事は、歴史を学べばよく分かるはずなのですが、熱狂の中にいると気づかないものです。
筆者も、ネットフリックスは無料期間と少し見ましたが、確かにこれまでの番組や映画を一通りチェックしたら、もういいや、ということで解約しました。
このように考える人たちが大きな塊になって、それにようやくネットフリックス自体や投資家も気づいてビビったところで、あとの祭りです。
跳ね上がった株価は、下がるのも大きいのです。
ネットフリックスほどの株価下落はそうそうないにしても、これから数カ月、投資家の期待や予想を裏切るコンシューマーテック(=スマートデバイスなど消費者向けテクノロジー)各社の業績発表が相次ぐことはほぼ間違いないと思います。
ソーシャルディスタンスとロックダウン(都市封鎖)で説明できたパンデミックが一段落し、ほぼ通常通りの暮らしを回復したことに伴う人々の生活習慣の変化が挙げられます。
端的に言えば、人々がコンシューマーテック製品やネットフリックスのようなデジタルサービスに使う時間は減ってきて、リアルに戻ってきているのです。
旅行や外食に出かけたり、さまざまなリアルイベントに自由に参加したりできるようになり、可処分所得の支出先を奪い合う競争が激化しているのです。
そして、戦争勃発による高インフレと生活費の上昇です。
これらすべての環境要因は、コンシューマーテック各社にとっては確実に大きな打撃となるでしょう。
下がったから買ってみる、というのはやめた方がいいと思います。
以上