運がいいのか悪いのか(コンサルティング業界における考え方を少し)
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カラスとハト |
2014年1月のある朝の配信記事です。
通勤していますと、鳩のフンがコートに命中しました。
2年ぶり5回目の当選です。
運がついたので、今日はいいことあること間違いなしです。
しかし、朝の天気予報が雨でなくても、傘が必要なのではないかと思いつつ、そして傘の場合でも糞がついたら拭き取らなければならない手間は大して削減されないことを考えるとちょっぴり憂鬱でした。
さて鳩のフンが実際に特定の人体に命中する確率はどのようなものなのか考えてみました。
要素は沢山想定できます。
まず糞害となる平和の使者ハトがいなければ当該事象は起こりません。
私の街は大きな神社や城跡があり、その近くが通勤経路となっているためハトの生息地から極めて近いです。
というよりハトの生息域の下を我々が通っていると言っても過言ではありません。
それからハトの飛行経路や止まり木下というのは危険性すなわち当選確率が高くなるでしょう。
今回の糞の場合、コートの胸下部分に命中したことを考えると飛行時から放たれる入射角も考慮に入れなければなりません。
コンサルの世界でもこのようなことが起こっているのではないかと思う
様々な要素を検討し、私の当選確率が計算されたわけですが(そして傘を毎日指す手間とのトレードオフの検討の上、今後もこのまま通勤することとなりました)、このような合理的な検証を強く求める業界にコンサルティング業界があります。
例えば類似の事例として、「日本中にあるゴルフボールの数は?」といった面接時の質問がなされます。
本当に数えることはほぼ不可能ですが、ゴルフ場やゴルフ練習場、店頭や工場、各家庭に標準的にいくつのゴルフボールがあると仮定して、それらを掛けあわせれば推定できることになります。
このような「合理的」な思考が取れることが、まっきんぜえやぼすとんこんしゃるてぃんぐ、えいてぃかあにいといった戦略コンサル会社のメンバーに求められているのです。
短い期間ですがコンサル業界に属したことのある筆者からは以上です。
お気軽にお問い合わせください。
(平成26年1月28日)