PayPay(ペイペイ)がまた100億円還元と称した大規模宣伝マーケティング作戦第2弾を展開するそうです
おはようございます。
2019年2月現在、モバイルSuicaを2世代前のiPhone7の端末にインストールして、これでコンビニもバスもタクシーも、大手スーパーも量販店も肉屋まで、かざすだけで決済を終了させておりますキャッシュレスな筆者からの配信記事です。
ヤフーとソフトバンクが出資するスマホ決済会社ペイペイ(東京千代田区)が、2018年12月にわずか10日で終了した、あの伝説の「100億円を利用者に還元するキャンペーン」の第2弾を2019年2月12日に始めると発表しました。
「支払額の最大20%を還元する」というキャンペーンで、いちおう、期間は2019年5月31日までとなっておりますが、おそらく、100億円は狼の群れの前に放り投げられた肉片のごとく、ひとたまりもなくペイペイ狂想曲に浮かされた大衆によって食い尽くされてしまうと思われ、おそらく今回は10日間も持たずに1週間程度で終了するのではないかと思っています。
このキャンペーン、2018年12月に実施した第1弾は利用者が殺到し、開始から10日間で終了しています。
QRコードを利用したスマホ決済は、各社の参入が相次ぐ乱戦模様を呈しておりまして、同じくこの世界のガリバーを目指すLINEなども利用者の囲い込みへ還元を続けるとのことです。
しかしながら、QRコードでの支払いは、言うほどキャッシュレスで便利というわけではないのです。
キャッシュレスメリットが最も発揮される、日常使いの少額決済を推進したい気持ちや意気込みはとてもわかるのですが、電車やバス、コンビニなどでの経常的な少額決済はすでに、JR東日本が開発して日本全国を事実上制覇した、Suica(と同じFelica技術を使った無線技術)の支配下にあります。
いちいち、アプリを起動して、自身のQRコードを掲示させ、それをバーコード機械で読み取るという二度手間ではなく、請求情報を店側の端末に入れたら、持っているICカードま(電源が入っているだけの)スマホ端末を1㎝まで近づけてピッと一秒で決済が終わってしまうSuica決済のほうが、はるかに速いのです。
筆者も日常的にやっているように、「アプリ立ち上げる必要もなくスマホを端末に近づけるだけ」のSuica決済に慣れてしまうと、QRコード決済系のペイ系列(Origami PayもLINE Payも楽天ペイもd払いもPayPayもAmazon Payもpixiv PAYも銀行Pay(YOKA Pay、はまPay、りそなPay、ゆうちょPay)もau PAYもセブンペイもみずほWalletもMUFGウォレットも、そして本家中国の「Alipay(支付宝)」「WeChat Pay(微信支付)」も同じく)は、「めんどくさい」だけで、よほどの付加価値(要するに100億円上限で20%還元しちゃうとか)がないと、Suica系でいいやとなり利用されないのではないか、少なくとも当職限りにおいては使わないであろうと思われます。
ですので、ビックカメラで割と高めの家電なんかを買うときには、2019年2月12日の還元キャンペーンを見計らってPayPayで一時的に買うかな、というような「一発狙い」になっております。
QRコード決済は非接触ICカード決済(FelicaのSuicaなど)には「ラクさ」で絶対に勝てないのです。
もちろん、非接触ICカード決済にも攻めどころ(弱点)がありまして、それは、「2万円までしかチャージできない」といった利用制限や、カードや端末を無くしてしまうとICチップの中のチャージ分も失われてしまうというところであり、高額決済時(例えば車とか、宝石とか家とか?)にQRコードで決済するような時代になれば、それはそれで住み分けができるかもしれません。
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