おはようございます。
2018年12月の凡人でも勇気が出る配信記事です。
先日、新しい上司は海外映画祭最優秀映画監督、という記事をアップさせていただきましたが、この上司もこの賞を取った40歳くらいに突然世に認められた訳ではありません。
20年以上にもわたる映像や映画、クリエイターとしての日々の努力の積み上げがあって、それが、たまたま、このタイミングで世に出た、という「だけ」なのです。
日本の作曲家のすぎやまこういち氏が、あの組曲「ドラゴンクエスト」のメインテーマ曲(勇者ロトのテーマ)を書き上げたのはほとんど一瞬のことで、それは突如として頭に降りてきた、ということをおっしゃっていましたが、これも、ただ宙を見上げて神が降りてくるのを待っていた訳ではありません。
50年にわたる作曲家としての地道な活動や能力開発、研修や自己研鑽の賜物であります。
作品や名誉は一瞬、でもそれに値するためのひたむきな、長い時間をかけた努力を彼らは積んでいて、その日々の努力が、一般人よりほんの少しだけ上回っていることが、彼らが映画や楽曲の神様に愛される所以(ゆえん)なのかもしれません。
世界の短距離走界の伝説となったジャマイカのウサイン・ボルト選手は、先の3回のオリンピックで合計2分弱走り、そして8つもの金メダルを獲得しました。
これは、ものすごく効率的な栄誉獲得方法です。
2分走ってオリンピック金メダル8個です。
そして、世界でも有数のスポーツ選手長者となりました。
軽く1億米ドル(120億円)を稼いだでしょうから、1秒あたり1億円の最速の男、ということになります。
日本人の誰かがかつて言っていた「秒速で1億稼ぐ」ことは現実にあるというわけです。
しかしながら、ここからが大切です。
この2分のために、ウサイン・ボルト選手が、持病の側彎症を過酷な筋力トレーニングで克服し、独特の肩を大きく上下させるストライド走法を確立して世に出で結果を残すまで費やした30年以上の陸上短距離選手としてのキャリアと血の滲むような努力と節制、これこそが彼の生み出した価値の源泉なのです。
2分のために費やした30年。
これが「投資」というものの本質です。
物事は長期的に考えましょう。
努力はそれに応じた報いを必ずもたらすものです。
さて、月曜日がやってきました。
今日1日くらいは頑張ろうと思った、今日だけがんばろうと思った筆者からは以上です。
(2018年12月10日 月曜日)
▷▷次の記事は