おはようございます。
2017年11月の不都合な真実に迫るビルメン王の配信ブログ記事です。
市場規模を業界ごとに毎年プロットする、こうした少し昔だと膨大なデータマイニングが必要だったことも、最近では上の写真のように簡単に素人の筆者のような者でも作れてしまう時代になりました。
こうして主な業界をグラフにして年ごとの売上高をプロットするだけで、大きな社会経済の流れというのが一目瞭然でわかってしまうのは驚きです。
1997年、筆者が社会人になった年に、スーパー業界の売上高は16兆円超を果たしピークに達しました。
実は、そのかなり前から小売の王者は百貨店からスーパーに移っていたわけですが、その絶頂を迎えたスーパー業界も、2000年初頭に生まれたネット販売業者(要するにアマゾン)に急速に売上を食われていくことになります。
そうして、このグラフは2015年までですが、2017年の直近で言えば、おそらくネット通販(紫の折れ線)が1997年時点でのスーパー業界売上(緑の折れ線)を超えていくようになるのでしょう。
さらに恐ろしいことに、ここでネット通販の勢いがピークアウトするわけではなく、さらに鋭角を保って急速に伸びていき、他の業界の売上を根こそぎ奪っていくということが強く予想される点です。
このままでは、みんなアマゾンに吸われて食われて死んでしまう、そのような空恐ろしさを感じずにはいられません。
正当なビジネスの舞台でこうしたネット通販の勢いに負けないように、どこで売上げてどこで稼ぐか、全世界の仕事人たちの戦いは始まったばかりです。
万国の小売業者よ、団結せよ!
そして各自の工夫と創意でネット通販の次の時代を作ろうではありませんか。
こんなことを書きながら、それでもアマゾンでまた買い物してしまった心弱い筆者からは以上です。
(平成29年11月11日 土曜日)
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