おはようございます。
2017年8月の、相場感のない筆者からの投資に関する記事です。
持っている株式の価格が上がれば儲かります。
ただし、2017年8月の世界中の株式市場を見るに、軒並み指数は最高値を更新しているような状態で、ここからさらに持続的に上昇すると言ったことを期待するのはなかなか難しいような気がしています。
そこで、相場は循環するものであり、山があれば谷があると考えた場合、下落相場でもそつなく儲けることができるようなよい投資商品はないのか、気になるところです。
もちろん、リーマンショックや日本の大銀行の不良債権問題における海外勢の売り崩しなどの記憶を蘇らせる空売りという手法はあります。
しかしながら、株の投資の初心者だと、信用取引口座を作り、さらに追証の危険に晒されながら空売りポジションを維持するのはなかなかしんどいものです。
なぜなら、株を「買った」場合、損失は投資した金額がゼロになるまでで止まります。
つまり、損失可能性は限定されています。
しかしながら、空売りした株は、理論上どこまでも上昇する可能性がありますので、損失も無限大に膨らむという恐ろしいところなのです。
たとえばアップルという株をかなり昔に空売りしてしまったとしましょう。
世にも恐ろしい結末が待っているということになります。
そこで、現物の取引でも空売りと同じ効果を得られる何か良い方法はないかということになります。
さて、そのような期待にこたえる形で、とっておきの方法で商品が開発されました。
つまり、現物取引でも空売りしたのと同じ効用を得るのです。
インバース(ベア)型ETFというものです。
そもそもETFとは投資信託が上場し、普通の株式のように取り引きできる金融商品です。
そもそも投資信託には、日経平均株価やTOPIXなど株価指数に連動するように作られた投資信託(インデックスファンド)がたくさんあります。
こうしたインデックスの動きと逆相関をとるETFを開発したのです。
つまり、「日経平均インバース・インデックス」のような、通常の株価指数と反対の動きをするように作られた指数があり、これに連動する投資信託を買うということなのです。
あります。
インバース型ETF※は、このようなインバース型インデックスファンドが証券取引所に上場しているイメージの金融商品です。
日々の騰落率を原指数の騰落率の-1倍として計算されたインバース・インデックスという指数に連動するETFのことです。
インバースとは「逆」「反対の」という意味があり、その名の通り日経平均株価やTOPIXなどの原指数と反対の値動きをします。
この動きというのを専門的用語では相関係数といい、完全に一致するものの場合相関係数は1となり、完全に反対の動きをするものの場合は相関係数−1となります。
つまり、相場が今後下落するということに張るならば、こうしたインバース・インデックスに連動した投資信託を買っておけば良いというわけです。
便利な世の中になりました。
たとえば日経平均株価と逆の値動きをする「日経平均インバース・インデックス」に連動するように作られたETFに、<コード番号:1571>の日経平均インバース上場投信があります。
日経平均株価が、例えば北朝鮮がミサイルを現実に他国に打ち込んで来たような場合を想定して「下がりそうだ」と判断されるときなどは、買っておくといいかもしれません。
以上、繰り返しますが投資は下手で相場は読めない筆者からは以上です。
(2017年8月18日 金曜日)