(2019/07/26)日本の中学生や高校生における英語学習における「真理」「奥義」をここで披瀝したいと思います
おはようございます。
英語が第一外国語、ドイツ語が第二外国語として大学の法学部に進学した筆者からの配信記事です。
中学や高校での英語学習を成功に導くための考え方をここで述べたいと思います。
中学生や高校生の皆さんに、英語の勉強って何をしてますか、と問うた場合、塾や学校で紹介される「文法問題集」をやっています、的な回答がよく返ってきます。
しかしながら、よく考えて欲しいのです。
筆者およびみなさんが「外国語」ではなく、母国語として使っているこの「日本語」「国語」を勉強するときに、たとえば、国語の入試問題において、よく出る漢字の問題集や漢字集や辞書にいきなり取り組むでしょうか。
そんな国語の漢字や文法の問題を、国語学習の中心にしなければ高校入試や大学入試の高得点は望めない!と考える人は少ないのではないでしょうか。
それは、筆者を含めた皆さんが、国語に関する入試においては、「ことば」を駆使する長文読解や作文の方がはるかに重要であり、文法や漢字といった分野は、どう多めに考えても入試問題の配点は10%未満であるということは、感覚的にわかるはずだと思うのです。
それでは、国語について長文読解や作文を、受験勉強の中心に据えている皆さんが、第一外国語であろう「英語」になった瞬間、どうして同じことばであるのに、英文法問題集や語句の並べ替え問題などばかりに傾注してしまうのでしょうか。
国語の入試問題で、日本語の言葉の並べかえ問題など、聞いたこともありません。
そして、高校入試や大学入試における英語の配点の基本は、もはや国語と全く同じと言って良いと思います。
つまり、長文読解問題と、英作文で、8割の配点がなされているというのが、今の入試の姿なのです。
英語を勉強するときに選ぶ参考書について、文法問題や文法の解説ばかりのものは危険です。
そういった補助教材のせいで、急に、文法ばかり勉強している中高校生が増えてしまうのです。
また、勉強時間の配分にしても、例えば毎日1時間を英語学習に費やしているとしても、文法にそのほとんどを費やし、長文読解についてはほとんど時間をかけていません、と言い切ってしまう受験生もいますが、これは非常に効果の認めにくい非効率な勉強方法だと思います。
英語の成績が良い、テストで高得点を取れる人の学習時間の配分は、これとは全く逆であり、読解の練習と見直しに毎日1時間かけていて、作文も自分で書いたりして見てもらっています、文法は必要に応じて教科書を見直したりしますが、あまり時間をかけていません、というような勉強スタイルの人が見事に志望校に合格するものであると、筆者は固く信じています。
国語も英語もドイツ語もフランス語も中国語も、「ことば」であることは全く変わらないのですから、習うより慣れろということでより多くの「文章」に触れて、手を動かして書く、声に出して読む、朗読する、文字を見ないで話す、といった作法を通じて習得していくものであると思っています。
日本語の能力が、このブログで向上すれば良いなあと「書く」作業を通じて願っており舞う筆者からは以上です。
(2019年7月27日 土曜日)
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