トップリーグが2つあるプロバスケットボールリーグの問題(2014年12月時点:前半)

漫画スラムダンクイメージ

おはようございます。

2014年12月の記事です。

今日明日は日本バスケットボール界の話を致します。

バスケットボールは、漫画スラムダンクなどで知られていますし、小学校のミニバスケットボールであれば、実は野球やサッカーなどより競技したことのある人口は多いと思われるメジャーなスポーツです。

さて日本バスケットボール界の統括親玉である日本バスケットボール協会(JBA)は、サッカーJリーグの「成功」を横目で見ながらプロ化を模索したものの進まなかった歴史があります。

因みに室内体育館でやるスポーツですから天候に左右されず、全般的なスポーツ運営における経費も低いです。

サッカーは11人がプレーし、控えを含めれば30人近くの選手を保有する必要がある一方、バスケットボールは5人で控えを入れても15人もいればクラブは成り立つのです。

それだけ選手やサポートスタッフの人件費は安上がりですし、他の大きな固定費である練習場も従来からの企業保有の体育館があればそれでよいのです。

要は野球やサッカーに比べ、別に不況であってもそれなりに体力のある企業ならチームを維持できます。

そんな背景に甘えた面もあって、バスケットボールの日本リーグはなかなかプロ化されず、企業チーム主体で継続され続けてきたのです。

しかし、その日本リーグのチームのなかには、やはりプロ化を目指した者たちもいました。

プロ化により、Jリーグやプロ野球パ・リーグのような地域密着型のプロクラブを作って日本のバスケットの未来を切り拓こうという先進的な人たちです。

 「プロ化を目指す」といいながら、結局現状に甘んじ一向に具体的な動きを起こさない協会にしびれを切らしたプロ化推進派(当時日本リーグ2部に所属していた新潟アルビレックスと所沢ブロンコス)は、ついにリーグを脱退し、自力でプロリーグを作るという具体的な行動に出たのです。

(後半)に続く]

(平成26年12月21日 日曜日)

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