自動車の電気系統について素人解説をして自動車の走行の仕組みを学びたい話です
おはようございます。
2013年11月の自動車の電気系統に関する配信記事です。
全く技術的観点の薄い素人目線ですが、大事な消費者目線なので記します。
電気自動車やハイブリッド車など、バッテリーに電気を貯めて使うという方式がもてはやされている昨今ですが、そもそも自動車の開発の歴史において電気系統は必須でした。
ウィンカーやエアコンがつくということではなく、もっとその手前で電気系統がなければそもそもエンジンが起動できないのです。
そして電気は内燃機関(ガソリンエンジン)が回っている時に発電され、バッテリーに蓄電されます。
ですので仮に何年も自動車を乗らない状態にすれば、バッテリーは放電してしまうのでJAFなどを呼んで給電して貰う必要があります。
自動車のライトをつけっぱなしでバッテリーがあがってしまった経験を持つ方もいらっしゃると思います。
自動車は結構面倒なものなのです。
中のガソリンも入れっぱなしで放置すると腐ってしまいます。
この点、エンジンスタートに電気を使わなくて済むものに、二輪車(バイク)があります。靴で蹴ってエンジンを始動できます。
これは二輪車に自動車並みのバッテリーを積むのは重量的にきついことと、仮に載せても容量が小さいため放電してしまうまでの時間が少ないためだと考えられます。
ですのでバイクのエンジンは自力で蹴ってスタートさせます。
それが乗り物としての魅力にもなっていて、直接風を感じることができるバイクのツーリングは根強い人気です。
また船のエンジンなどは紐を引っ張って回すものもありますね。
筆者は一級小型船舶免許を持っていますので、クルーザーさえ貸していただければクルージングにお連れできます。
すなわち、自動車の世界において電気やバッテリーは新しい技術ではないということなのです。
HVもEVも、もともとエンジンスタートやエアコン、パワーステアリングやナビなどに使っていた電気を、駆動系にも使ってみたただけと言えるのです。
そこへ行きますと、燃料電池(水素)自動車は技術的には革新的です。化石燃料であるガソリンの代わりに水素を使い、水素は「燃えて」も水にしかなりません。
何億年前からの有機物の堆積で作られた石油や石炭という化石燃料に代わり、人間が自分で作り出すことのできる水素という燃料は、確かに夢の燃料なのかもしれません。
もちろん、水素を作り出すために化石燃料を燃やしていては本末転倒なので、そうではない自然の力を利用したエネルギーの取り出し方を合わせて開発実用化しなければなりません。
素人考察の筆者からは以上です。
(2013年11月22日)
追記です。読者の方より「制御系への電力供給と駆動系への電力供給は技術的難度が格段に違う」とのご連絡をいただきました。
筆者は素人ですので同じ技術分野と言い切ってしまいましたが、古い技術である制御系の技術の延長では駆動系のバッテリー技術には至らない、そもそも違ったバッテリー技術分野であるということですので訂正いたします。
ありがとうございました。
(2013年11月25日)
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