オルタナティブ投資(代替投資)と呼ばれる不動産投資に人気が出てきています
おはようございます。
2013年10月の不動産投資に関する配信記事です。
不動産投資が人気になって久しいです。
アベノミクスと言われる金融緩和策で、資産に限りがある不動産の価格は上昇基調です。
しかしながら、不動産投資とは自動的に儲かる投資なのでしょうか。
リスクがあるからリターンがあるという普通の投資資産の性質です。
不動産とはその名の通り動かない資産であり、処分が非常に難しいものなのです。
通常の取引でも仲介手数料が3%かかるという非常にユニークな資産です。
流動性が少ないのです。
同種同量同等のものが沢山ありいつでも取引ができる、有体に言えば現金に変えることで逃げることができる、足を抜くことができるものとは非常に縁遠い世界なのです。
それに、持っていれば建物は必ず劣化し、受け取り賃料は下がり、競合圧力にさらされる投資商品でもあります。
ここがワインなどの持つ時間が長いほどに熟成されて味が出るというものとは根本的に違うところです。
国債や株などのボンド・セキュリティといったいわばペーパーの資産とは違い、持っているだけで固定資産税という税金もかかるし、建物が建っていれば無過失責任を回避するための保険対応も必要となるややこしい資産なのです。
なかなか管理するのに手が余る厳しい投資商品だと思います。
しかし一等地の土地持ち、建物持ちというと憧れ以上のものがあります。
不動産投資には、そうしたリスクの裏腹に大きなリターンも期待できる可能性を秘めているものでもあるのです。
しかしこれには冷徹な計算とリスクを恐れない姿勢が重要です。
簡単に手を出す前に、こうした不動産の特性について学んでからでも遅くないと思います。
黙って借家の筆者からは以上です。
(平成25年10月29日)
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