プロフェッショナルとアマチュアリズムの本質的な違いと求めるものについて(雑感)
おはようございます。
2018年8月のプロとアマの違いに関する配信記事をお送りします。
プロというのはお金を貰ってなんぼという台詞があります。
どんなに称賛されても、どんなに素晴らしいと言ってもらっても、それで報酬や給料や給金がもらえなければ本当のプロではないという言葉です。
この言葉を、筆者は社会人になって初めての事務所の机で、当時の指導担当についてくれた先輩社員(銀行だったので課長代理の行員の先輩、というのが正確ですが)に言われて25年後の今でも覚えています。
学校はお金払って学びに行くところ
会社はお金貰って稼いで来るところ
といった言い方になりましょうか。
既に、その当時の課長代理の先輩の年を遥かに超えたわけでありますが、今でもその先輩とは年賀状のやりとりをさせてもらっています。
そして、近くで働いているわけではないですが、同じ地球の空の下、あのたった1年間に受けた指導を時々思い出し、ありがたいと思って、過ごしています。
このように、ありがたい指導を受けられるか否かというのは非常に重要です。
プロだろうが、ボランティアのようなアマチュアの極致のような活動でも、それは大切です。
タダでやるというボランティアの世界でも、「教育」「研修」「ノウハウ共有」といった活動は非常に大切です。
筆者が学生であった1995年に阪神淡路大震災が起こり、日本における災害ボランティアというものがだんだんと形作られてきました。
21世紀になって日本を未曽有の津波が襲った東日本大震災を経て、防災意識と災害ボランティアという行動が、ようやく一般市民にも認知されてきたように思います。
そして、アマチュアにとって一番大切なのは、その活動が一般市民に知られる、いい意味で認知されるようになるということであろうかと思うのです。
これは、対価や売り上げを求めるための企業の「広告」活動とは違います。
知ってもらうという行為そのものを対価として、アマチュアリズムは動くのです。
プロがその人の活動費の糧となる報酬を求めるというのはまっとうです。
それとは別に、お金を受け取らないという矜持で事を進めるアマチュアリズムというのも、非常に大切であるということなのではないでしょうか。
したがって、プロとアマとは相反するものではなく、それぞれが当面目指すものの違いということなりますが、究極のところは、「できる人を増やす」という大きな目標に対しては同じアプローチことなのではないかなどと思いました。
プロにはプロの矜持
アマにはアマの誇り
があるというところでしょうか。
プロの場面では、すぐ値引いてしまい、入札には負けてしまい、アマの場面ではすぐ報酬換算して動いてしまう癖がなかなか抜けない中途半端な筆者からは以上です。
(平成30年8月22日 水曜日)